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Spirent Communications社が提供するコンフォーマンステストで評価済のEthernet TSN スイッチ IPコア

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Takeshi TAKANASHI
高梨剛
課長
掲載: 2021年6月16日

次世代のEthernet規格である「IEEE 802.1 TSN(Time Sensitive Networking)」は、リアルタイム性を実現するためのプロトコルです。優先順位に従って送信データを決められた時間内に届けることができるので、精密な制御を求められる産業機器や車載ネットワークへの採用が期待されています。
IT機器との親和性の高いEthernetが自動車や、産業機器の中に入り込んでいく流れは、今後ますます加速し、各装置が互いに連携し合いリアルタイムに制御することができるTSN技術が重要になってくるでしょう。
ルネサスエレクトロニクスでは、この次世代のEthernet TSN規格に準拠したLayer2スイッチとEnd Stationをお客様のFPGAやASICに組み込めるIPコアとして提供しています。

しかし、お客様の中には、新しい通信規格を試してみたいが、ソフトウェアを一から作るのは大変であり、基本的な送受信ができるようになるまで何か月もかかるのではないかと心配であったり、まだあまり世の中に無いTSN機器と本当に通信できるのか、そもそもTSNの規格に従った動作はするのか、等いろいろと心配や疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか?

そのような方は、是非このEthernet TSN Conformance Test Demo動画をご覧ください。

この動画は、Ethernetのテスト装置で常に高い評価を受けている米国Spirent Communications社の装置を使い、Ethernet TSNのConformance Testを実行している様子です。録画時間の都合で全てのテストを収めてはいませんが、4つのカテゴリーで、100項目以上のテストで問題なく動作しています。この結果から当社のIPコアはTSNの規格に準拠し、他のTSN機器と通信できることをSpirent Communications社の装置が示してくれています。また、このテストでは基本的なデータの送受信はもちろんのこと、TSN規格の基礎的なIEEE.802.AS(時刻同期)などのTSN実現に必要なソフトウェアを一通り組み込んで評価しております。

IPコアを購入のお客様には、この動画で使っているソフトウェアも提供可能ですので、すぐにお客様のシステムで開発を開始できます。

Ethernet TSN IPコアの詳しい情報につきましては、こちらをご覧ください。

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