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RXマイコンのソフト開発を始めよう! e2 studioはじめの一歩

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Hisayo Yamagata
Yamagata, Hisayo
Principal Specialist, IoT Product Marketing
掲載: 2021年7月1日

お仕事、研究室、はたまたクラブ活動でRXマイコンを使うことになった、とか、これから使う予定の皆さん、今回は、開発開始にあたってルネサスWEBサイトのココを見て、コレをダウンロード(以下DL)してくださいねー、についてご紹介します。筆者も改めてRXの開発環境最新版をインストールしてみました。2ステップで開発開始!です。

まず、「はじめてのRXファミリ開発環境」をご覧ください。図1に示すように、「統合開発環境とコンパイラ」のインストールが必要、と書いてありますね。

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IDE and Compiler

[図1]

というわけで、以下1,2の手順でインストールましょう(もしも、「まだボードはないの」という場合でも、インストール、起動、ビルドなどはできるので大丈夫)。
Step1. 「はじめての~」のページでスクロールダウンして、図2が出てきたら、「最新版(無償)」をクリックして統合開発環境(IDE)であるe2 studio (イースクゥエア ストゥーディオ、と読みます)をDLします。
(この時、My RenesasへのLog Inを求められますので、未登録の方は「Register」をクリックしてご登録をお願いします)

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e2studio install

[図2]

Step2. DLしたファイル(図3-1)を解凍、exeファイル(図3-2)をダブルクリックしてe2 studioをインストールします。
ガイドに従ってインストールを進めていくと、コンパイラの無償版もインストールできちゃいます。

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Zip file

[図3-1]

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EXE file

 [図3-2]

以上です。
これで、開発環境ができました。

e2 studioを立ち上げると「ようこそ」画面(図4)が表示されます。[Create a new C/C++ poect]から新規プロジェクト作成に進む(コード生成機能Smart Configuratorや標準で用意されいるドライバ(RDP)がソフト開発をサポートします!)か、Renesasのサイトからサンプルソフトをダウンロード or 職場や研究室のセンパイからコピーさせてもらったプロジェクトを[Import existing projects]で読み込んで、開発を始めましょう。

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e2studio

[図4]

一例として、RX231のターゲットボードにプリインストールされているサンプルソフト「RX231 グループ Target Board for RX231 LED点灯制御プログラム - Sample Code」をimportして、変更してみます。

  1. まず、Target Board for RX231のページに掲載されているRX231 グループ Target Board for RX231 LED点灯制御プログラム - Sample CodeをDLしてzipファイルを展開します。(この時もMyReneaasへのログインが必要です)。
  2. ここからは、「統合開発環境e2 studio 2020-04、e2 studio v7.8ユーザーズマニュアル 入門ガイド」(以下入門ガイド)の「3.3 ワークスペースへの既存プロジェクトのインポート」を参考に、進めますね。図4の画面でImport existing projectsをクリックすると入門ガイド3.3章(4)の状態になります。記述に従って3.3章(9)まで進めばimport完了です。

このサンプルソフトは、RX231ターゲットボードのLED0とLED1を交互に点灯させるプログラムです。デフォルトでは、消灯状態からLED1点灯→LED0点灯→...と動作しますが、これを逆に(消灯→LED0点灯→LED1点灯→...)してみましょう!

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Board

 

“r_cg_icu_user.c”と”r_cg_cmt_user.c”の66,67行目 

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Source 1

を以下のように変更し、

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Source 2

[ファイル]→[保存]で、保存します。
[ファイル]の真下のかなづちアイコンをクリックするとビルドされます。

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Hammer icon

もしも、RX231ターゲットボードをお持ちでしたらUSBケーブルでPCに接続して、ソフトを動かしてみてくださいね。

さて、思ったより長くなってしまいました。ここからは、おまけ情報です。

  • RXファミリ開発環境について詳しくはこちら。開発ツール、ボード&Kit、ソフトウェア、お役立ち情報(マイコンのマニュアル一覧などなど)を掲載しています。
  • 最後に、ソフト開発やデバッグに便利なe2 studioのライブラリやプラグインのご紹介ブログをご案内します。

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