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Shun Matsuo
Shun Matsuo
IoT Product Engineer
掲載: 2021年12月10日

IoT化が進むにつれて、モノの状態をモニタリングしユーザーに通知するために、より多くの機器にセンサが搭載されるようになりました。特に、家電やOA製品などでは、水やインクなど消耗品の残量を検知して補充の通知を送る用途などで、そのニーズはますます高まることが予想されます。

しかしながら、水やインクの残量を計測するためにフロート式センサや重量センサを導入すると、劣化した部品の交換、高価なセンサ素子や周辺回路によりコストが増加してしまいます。

これらの課題に対し、ルネサスではコストを抑えて液体の残量を計測できるデモとそのリファレンスデザインをご用意しています。

このデモは静電容量式タッチキーソリューションを応用し、1チャネルの自己容量電極と1チャネルのシールド電極で水位を計測します。静電容量式タッチセンサユニット(CTSU)を搭載したRX130マイコンと安価な銅箔電極だけでシステムを構築できます。フロート式センサなどの電子部品を必要とせず、また電極が劣化しにくいためコストを抑えられます。

デモ機はRX130 CPUボード、2つの水槽、水位検出用の銅箔電極、水位を変化させるためのポンプ、それらをつなぐデモ制御基板で構成されています。RX130 CPUボードとPCを接続して、デモ機の動作を確認できます。

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RX130 Capacitive Touch Key demo

デモの動作手順は以下の通りです。

  1. 水位計測のサンプルソフトウェアをルネサスのWebサイトから入手します。
  2. 統合開発環境e2 studioでサンプルソフトウェアをRX130にダウンロードします。
  3. スイッチを押下して水槽間の水をポンプで移動させます。

わずか3ステップで、水位が変化する様子を専用のモニタソフトによりリアルタイムで確認できます。

水位計測デモのサンプルソフトウェア、回路図や電極パターンなどのリファレンスデザインをご用意していますので、マイコンとツールを使って、すぐに評価、開発に着手できます。

静電容量式タッチセンサユニットを搭載したRXファミリマイコンで、従来のセンシングシステムの置き換えや新規の導入をご検討ください。

デモの動作を紹介したビデオはについてはこちら
静電容量式タッチキーについてはこちら
水位計測リファレンスデザインについてはこちら
RX130 CPUボードについてはこちら

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