メインコンテンツに移動

GR-ADZUKI 特設:青ターミナルブロックを使う!(センサをつける)

概要

GR-ADZUKIの2個の青いターミナルブロックは5V系のセンサーを取り付けられるようになっています。基本的な使い方と応用例を紹介します。


準備

ハードウェア

GR-ADZUKI、USBケーブル(マイクロBタイプ)、プラスドライバーを用意してください。

そのほかに距離センサー(GP2Y0A21YK)、圧力センサー(FSR402)、磁気センサー(A1324LUA-T)のいずれかを準備します。アナログが出力されるセンサーであれば、おおよそ接続できます。

画像
距離センサー(GP2Y0A21YK)
画像
圧力センサー(FSR402)
画像
磁気センサー(A1324LUA-T)

ソフトウェア

ここでは動作確認用としてS4Aを使用します。まだインストールしていない場合は「Scratch(S4A)で遊ぶ!」を参照してください。 WebコンパイラやIDE for GRを使用する場合は以下のスケッチで、出力をシリアルモニターで確認してください。


#include <Arduino.h>
void setup() {
  Serial.begin(9600);
}
 
void loop() {
  Serial.println(analogRead(A0));
  delay(100);
}
画像
gr-adzuki-board
画像
usb-cable
画像
screwdriver

ターミナルブロックの開け閉め

ターミナルブロックは工作に使うプラスドライバーでワイヤーなどを取り付けることができます。まずはターミナルの口を見てください。購入時は以下のように口が開いた状態になっています。

画像
GR-ADZUKI青ターミナルブロック開いた状態

次にプラスドライバーでねじを回してしめてみましょう。ターミナルの口に金属部が下りているのが分かります。これでワイヤーを取り付けることになります。

画像
GR-ADZUKI青ターミナルブロック閉じた状態

ターミナルブロックの回路接続

センサーを取り付ける前に回路接続を確認します。接続を簡単に示したものは以下の通りです。実際の回路はGR-ADZUKI Schematic (PDF)を参照してください。

画像
GR-ADZUKI青ターミナルブロック図

以下は2Vが入力された場合の計算を示しています。要点は2分の1に分圧されたものがアナログ値となることです。マイコンは3.3Vで動作しており、5Vがそのまま入力できないためです。計算の際には注意をしてください。

画像
GR-ADZUKI青ターミナルブロック図2V入力

距離センサー

距離センサーを接続して動作を確認してみます。以下のようにつなげましょう。

画像
GR-ADZUKI青ターミナル距離センサー接続

S4AでAnalog0の値を見ながら、物体を近づけると値が大きくなるのが分かります。

画像
GR-ADZUKI Analog0: 474
画像
GR-ADZUKI青ターミナル距離センサー物体

圧力センサー

圧力センサーを接続して動作を確認してみます。圧力センサーFSR402は圧力を加えると抵抗値が小さくなるという特性を利用しています。以下のように5VとA0につなげる必要がありますが、若干寸法が合わないため筆者は真ん中の部分をハサミで切りました。切りたくない場合はブレッドボードなどを介してつなげるといいと思います。

画像
GR-ADZUKI青ターミナル圧力センサー接続

S4AでAnalog0の値を見ながら、指で押すと値が大きくなるのが分かります。

画像
GR-ADZUKI Analog0: 432
画像
GR-ADZUKI青ターミナル圧力センサー物体

磁気センサー(ホールセンサー)

磁気センサーを接続して動作を確認してみます。磁気センサーA1324LUA-Tは磁力を測ることができます。センサーの接続方向がありますのでご注意ください。反対に接続しても故障はしません。

画像
GR-ADZUKI青ターミナル磁気センサー接続

S4AでAnalog0の値を見ながら、磁石を近づけると値が変化するのが分かります。N極かS極かで増減が変わります。

画像
GR-ADZUKI Analog0: 168
画像
GR-ADZUKI青ターミナル磁気センサー磁石

GR-ADZUKI 特設