掲載: 2022年6月15日
ルネサスRXマイコンチームではDSPの応用を簡単にする提案を続けています。
- 低コストでのDSP実現
- DSPの挙動の可視化
- RXマイコンのDSP応用提案
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DSPの応用分野は家電、産業、ヘルスケア・医療など多岐にわたっており、さらにIoT/クラウド化のため応用範囲は拡大傾向にあります。一方、DSPは難解且つ高コストとみられがちで、応用システムの開発には慎重になる傾向があるようです。
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そこで、低コストで実現できるDSP応用例として、RXファミリの最新ローエンドマイコンRX140を使用したFIRフィルタのサンプルプログラムを公開しました。
- RX140にアナログ信号を直接入力(サンプリング周波数:約10KHz)
- 3つのFIRフィルタで入力信号の周波数帯域を判定
- 判定結果は評価ボード上のLEDで表示
- 統合開発環境 e2 studio の波形表示機能でFIRフィルタへの入力信号と出力信号を可視化
サンプルプログラムは、RX140の特長を生かし設計しています。
- DSP演算を高速に行えるRXv2 CPUを搭載
RXv1/v2/v3 CPUの性能を最大限生かすRXファミリ用DSPライブラリを活用 - シングルチップでのシステム実現(A/D変換、DSP、HMI)
サンプルプログラムを参考に、低コストのDSP応用システムを短期間に開発いただけます。
サンプルプログラムは単純なFIRフィルタの実装例ですが、デジタルフィルタには様々な応用が見られます。(センサデータの解析や音声認識精度の向上、電源の高品質化ほか)
ぜひ、最新のRX140マイコンでDSP応用システムの開発をご検討ください。
詳細はこちら
- RXファミリ FIRフィルタを使用した周波数帯域判定を行うサンプルプログラム
- RXファミリ用 DSPライブラリ
- RX140グループ:RX100シリーズで初めてRXv2コアと第3世代タッチIPを搭載し、更なる低消費電力化を実現した32ビットマイクロコントローラ
また、DSPを体験するオンラインセミナを2022年6月15日に開催します。ぜひご参加ください。