メモリカード

SDカードを操作するライブラリです。William Greimanさんによって作られたsdfatlibを使用しており、FAT16, FAT32の ファイルシステムに対応した標準的なSD, SDHCをサポートしています。ファイル名の文字数は8.3です。パスはスラッシュで 区切って使います(例:"directory/filename.txt")。ワーキングディレクトリは常にSDカードのルートです。

使用する場合は、ライブラリとしてインポートして、#include <SD.h>を記述してください。

begin

概要
初期化します。
文法
SD.begin()
SD.begin(cspin)
パラメータ
cspin(オプション): CSピンのピン番号。デフォルトではGR-LYCHEE上のSDソケットに接続されたCSピンになります。
戻り値
なし

exists

概要
該当ファイルが存在するか調べます。
文法
SD.exists(filename)
パラメータ
filename: 調べたいファイル名(ディレクトリのパスも含めて)
戻り値
ファイルが存在していればtrue、しなければfalseを返す。

mkdir

概要
ディレクトリを作成します。
文法
SD.mkdir(filename)
パラメータ
pathname: 作成したいディレクトリ名。スラッシュで区切られたサブディレクトリも含む。
戻り値
成功したらtrue、失敗したらfalseを返す。

open

概要
指定されたファイルを開きます。書き込み用として開いた場合は、ファイルが存在しなければ自動で作ります。
文法
File SD.open(filepath)
File SD.open(filepath, mode)
パラメータ
filename: 開きたいファイル名
mode: 開くときの属性(FILE_READ: 読み出し用、FILE_WRITE: 書き込み用)
戻り値
成功したらファイルオブジェクトを返す。失敗したらfalseを返す。File fp = SD.open(filepath)のように使用する。if(fp){}で条件分岐

remove

概要
指定されたファイルを削除します。
文法
SD.remove(filename)
パラメータ
filename: 削除したいファイル名。スラッシュで区切られたパスも含む。
戻り値
成功したらtrue、失敗したらfalseを返す。

rmdir

概要
ディレクトリを削除します。
文法
SD.rmdir(filename)
パラメータ
pathname: 削除したいディレクトリ名。サブディレクトリはスラッシュで区切って指定。
戻り値
成功したらtrue、失敗したらfalseを返す。ディレクトリが存在しないときは不定。

サンプルプログラム

File操作の方を参照してください。