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TAMAちゃん先生のぴかぴか温度計づくりTOP


可視光通信ってなあに?


どのように制作するの?


実験方法


可視光通信国際ワークショップ2015で講師をしました


いよいよみんなで温度計作り!


ジュエリーを作りました


ディスコクルミちゃんを作りました


プラネタリウムを作りました


鳥の巣を作りました


ワークショップを終えて

著者紹介

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児玉由美子

「環境造形作家・LEDなど光のアーチスト」
長野五輪表彰式会場光景観制作
愛・地球博中日新聞社パビリオン 北斎赤富士制作、北京五輪・可視光通信モニュメント制作など。現在国立情報学研究所で「オリンピックのIT戦略」を研究制作中

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私は、子供のころ、数学が大嫌いで美大に入り美術の先生になりました。

でも、科学は面白く大好きです。

あるとき緑の基板をみて部品の組み込みで、幾何学模様ができていてきれいだな~と思うようになりました。

ちっともきれいでないパーツの組みあわせなのに、いろ~んなことができてしまうのに、もうびっくり!最近の基板はかわいいピンクになっていて名前もKURUMIっていうのよ…初めてであったときかわいい~!と思わず声を上げてしまいました。

これから、たのしくお勉強しながら、あたらしいITアートの世界をお散歩したいと思います。

gr-kurumi-board

まずはLED可視光通信をつかった温度計を作ってみようと思うの。


そもそもLEDってなにものなのかな?

LEDは、Light emitting diodeの略で、ダイオードは半導体のこと。電圧をかけると発光するのよ。

赤色は60年代にはつくれたのだけど青色はなかなかできなかったのね。青色ダイオードが、1990年代に日本の研究者によって開発されて昨年ノーベル賞をとられたのは知っているでしょう?

赤・緑・青の光の3原色がそろったことで、色のセロハンがなくても、町中をさまざまな色で染めることができるようになったのよ。LED素子は材料によってさまざまな色を発光させるのだけど、赤青緑の光の3原色がそろうとあらゆる色ができるの。

led-hues

それにアメリカのロボット工学の学生さんで、ジョージミューラーというお兄さんが、1990年代後半にこの3原色をコンピューターで混色して、デジタルに1670万色ものハーフトーンを出すのに成功したの。光の赤と青と緑を混ぜるとね。白になるのよ。でもLEDは光の方向がまっすぐにしか進まないためスポットライトのように重ねるのが難しいわけ。

ミューラー君はパソコンで制御する方法を考えました。これでたくさんの色が簡単に出せて、町中を染めるようになったのよ、それにLEDは、今までのライトと違って熱をほとんど出さないのね。これがCO2の削減に頭を痛めていた地球上のひとたちを助けることになったの。

2005年純白の雪をいだいた40メートルもの赤富士が愛知万博に登場しました。これにはミューラーお兄さんとTAMAちゃん先生が、かかわってね、まだ日本には、LEDで白が出せる技術がなかったのね。それで引き受けて、見事な赤富士が誕生しました。ちなみに富士山のイメージってね。結婚式で出る富士山のアイスクリームを見て発見したのよ。山頂に純白の雪のイメージがあれば、どんな山の形でも、富士山のイメージが浮かぶのよ。

可視光通信ってなあに?へ続く