R-Car H3e-2G スタータキット
昨今、自動運転車開発の加速や、クルマを魅力的に差異化する新しい機能を開発するため、車載情報システムにおけるソフトウェア開発はますます大規模・複雑化しています。車載ソフトウェア開発への新規参入も増加している一方で、優秀で専門性の高いエンジニアの確保や、車載特有の開発環境の整備が急務となっています。そこでルネサスは、Automotive...
RazorMotionは、ルネサス とTTTech Computertechnik AG(以下、TTTech)が共同開発しました。
ハードウェアは、HADソリューションキットと同様に、2つのR-Car H3 SoC(システムオンチップ)およびRH850/P1H-Cマイコンで構成されており、ASIL-D機能安全(注1)に対応するECU開発をターゲットに開発しました。
自動運転車の実現に向けては、センシング処理や経路計算など、多くのソフトウェアを並行で開発する必要があります。このRazorMotionは、TTTechのソフトウェアプラットフォームMotionWiseを搭載しているため、効率よくソフトウェアをシステム統合することができます。そのため、Tier1、OEMは、RazorMotionを使用してすぐに試作ECU上でソフトウェアを容易に検証・インテグレートでき、開発期間を短縮し自動車の量産開始までの時間を短縮します。
(注1)ASIL (Automotive Safety Integrity Level)は機能安全規格ISO26262で定義される自動車用安全水準であり、QM (Quality Management)、A、B、C、Dで水準が示されます。ASIL Dが最も高い安全度水準です。ルネサスRH850/P1HCマイコンおよびMotionWiseソフトウェアプラットフォームはすべてASIL-D機能安全規格に準拠します。ルネサスR-Car H3 SoCはASIL-B安全レベルに準拠します。
(注2)IPコードは国際基準IEC60529で定義されています。IP 51は防塵・防滴に該当します。
昨今、自動運転車開発の加速や、クルマを魅力的に差異化する新しい機能を開発するため、車載情報システムにおけるソフトウェア開発はますます大規模・複雑化しています。車載ソフトウェア開発への新規参入も増加している一方で、優秀で専門性の高いエンジニアの確保や、車載特有の開発環境の整備が急務となっています。そこでルネサスは、Automotive...
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