概要

説明

Renesas Motor Workbenchはモータ制御プログラムのデバッグ、解析、チューニングを行うための開発支援ツールです。
PCからモータ制御プログラムを操作またはプログラム内のデータを取得し、モータ制御開発を強力にサポートします。

Renesas Motor Workbenchご利用中の方へ(認証の有効期限切れ、更新方法について)

本ツールを起動すると認証の有効期限に関する下記メッセージが表示されることがあります。

License expire soon:認証の有効期限が残り30日以下の時に表示されます。
Expiration date out:認証の有効期限が切れた時に表示されます。

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License expires soon dialog
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Expiration date out dialog
 

認証の有効期限が切れると本ツールはご利用ができなくなります。 上記メッセージ表示後も継続して本ツールをご利用される場合は、最新の認証ファイルを取り込み、認証の更新が必要です。

認証の更新方法

  1. 最新の認証ファイルを下記ボタンから取得してください。
    お手数ですが、ダウンロードの際は簡単なアンケートにご回答をお願いいたします。
    認証ファイルダウンロード
  2. 認証ファイルの取り込みは、上記メッセージ画面の「Select」ボタンから取り込みできます。

特長

Renesas Motor Workbenchはモータ制御プログラムのデバッグ、解析、チューニングを行うための開発支援ツールです。以下のような機能を提供します。

  • Easy GUI機能
    • 直感的な操作でモータの速度制御や位置制御を簡単に実行できます。
  • Analyzer機能
    • MCU内部の変数へアクセスし、変数の値の変化をリアルタイムに波形表示します。
  • Tuner機能
    • ベクトル制御に必要なパラメータを自動で抽出し、調整します。微調整も簡単で、結果もすぐに確認可能です。
  • Servo機能
    • 位置制御系のパラメータ調整やイナーシャ推定、実機動作用の専用GUIをご用意しています。
  • DLL
    • デバッグに必要な機能をAPIで提供し、ユーザ仕様のGUIからRenesas Motor Workbenchの機能が使用可能です。
  • ビルトイン型通信ライブラリ
    • 通信ボードなしでもユーザインタフェースとしてRMWをご使用いただけます。(データ表示数に制限あり)
  • Learn more

リリース情報

製品名最新 Ver.リリース日ターゲットデバイスバージョンアップ内容ダウンロード動作環境 
Renesas Motor WorkbenchV3.1.22024/1/30RAファミリ
RL78ファミリ
RXファミリ
リリースノート参照ダウンロードWindows10 

[リビジョンアップ] Motor Control Development Support Tool Renesas Motor Workbench 3.1.2 (ZIP)

  • V3.1
    • Analyzerで調整したパラメータをヘッダファイルに出力できる機能を追加しました。
    • 各機能の操作手順を説明するNavigation機能を追加しました。
    • 変数の用途や単位の表示機能を追加しました。
    • イナーシャ推定、制御パラメータ調整、原点復帰、PTPテストを実行するServo GUIを追加しました。
  • V3.1.1
    • 小数点の表示、入力をOSの言語設定に依らずピリオドに固定しました。
  • V3.1.2
    • RA8T1に対応しました。

ターゲットデバイス

注:RL78ファミリはAnalyzer機能のみ

ダウンロード

分類 タイトル 日時
ソフトウェア/ツール-その他 ログインしてダウンロード ZIP 81.87 MB
ソフトウェア/ツール-その他 ログインしてダウンロード ZIP 3.33 MB 英語
2件

ドキュメント

分類 タイトル 日時
クイックスタートガイド PDF 3.94 MB 英語
マニュアル-開発ツール PDF 15.26 MB 英語
アプリケーションノート PDF 1.77 MB 英語
リリースノート PDF 315 KB 英語
アプリケーションノート PDF 1.53 MB 英語
アプリケーションノート PDF 2.04 MB 英語
6件

設計・開発

サンプルコード

関連ボード&キット

詳細情報

Renesas Motor Workbench は、PC からモータ制御プログラムを操作またはプログラム内のデータを取得し、モータ制御開発を強力にサポートします。

利用環境イメージ

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Renesas Motor Workbench利用環境イメージ

Renesas Motor Workbench機能

  • Easy GUI
    • モータ動作状況はメータや波形表示で一目で確認できるため、デバッグをより簡単に実行可能です。
  • Analyzer
    • トリガ・ズーム・コマンダ送信等機能も豊富で、デバッグや評価に便利。 ユーザI/Fとしても利用可能です。
  • Tuner
    • ノウハウ不要で誰でも簡単にベクトル制御を実現。マニュアル調整機能も備えており、微調整も簡単、結果もすぐに確認いただけます。
  • Servo
    • 位置制御系のパラメータ調整やイナーシャ推定、実機動作用の専用GUIをご用意しています。
  • DLL
    • ユーザ仕様のGUIからRenesas Motor Workbenchの機能をご使用いただけます。

機能詳細

Easy GUI 機能

モータをより直感的に操作できるGUIを実装しています。

  • スライダの操作で指令値を設定可能です。
  • 指令値のプロファイルを設定可能です。
  • 回転速度や電流値等をメータで表示します。
  • 機能切り替え用スイッチで切り替えが簡単に行えます。
  • 変数の変化を波形で表示します。
  • 各種パラメータを表示します。
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Analyzer 機能

モータを駆動させながら動的に変数の読み書きが可能です。

  • モータを駆動させながら動的に変数の波形表示が可能です。
  • 波形表示はトリガ設定や各種表示設定が可能です。
  • コマンダ機能により、任意の変数を変更するシーケンスを作成して送信することが可能です。
  • ユーザが定義した変数群を1クリックで更新可能な、ユーザボタン機能を実装しています。
  • 【RMW3.1新機能】RMWの各機能の操作手順を表示しながら操作可能です。
  • 【RMW3.1新機能】調整した変数をマクロ定義としてヘッダファイルに出力可能です。
  • 【RMW3.1新機能】CSVファイルの読み込みにより変数の用途情報を表示します。
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Tuner 機能

  • モータ固有パラメータ(抵抗、インダクタンス、誘起電圧定数、イナーシャ)を自動測定します。
  • 電流、速度、位置のPI制御ゲインを自動で調整します。
  • センサレスベクトル制御用の推定ゲイン等も自動で調整します。
  • 各PI制御を手動チューニングで微調整が可能です。
  • 測定結果をPDFファイルや駆動S/Wのヘッダファイルとして出力可能です。
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Renesas Motor Workbench Tuner 機能

 

Servo 機能【RMW3.1新機能】

Servo制御向け次のようなGUIを実装しています。Servo Adjustment 画面は、Main Window画面のSelect Toolから「Servo]を選択すると表示します。

  • モータ軸に接続されたイナーシャ推定機能
  • 位置制御方式や固有周波数などのサーボ設定機能
  • 原点復帰方法、復帰速度などを設定する機能
  • 1 軸に対して、PTP(Point to Point)動作を行う機能
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Renesas Motor Workbench Servo
Servo制御向け各機能をGUI上で操作可能です

 

DLL

RMW(GUI)で実行していた変数Read/Write機能をDLLで提供します。 Excel VBAや.Netアプリケーションでツールを自由に作成いただけます。

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Create tools suited for you
ユーザそれぞれの開発に適したツールを作成できます


ビルトイン型通信ライブラリ

ダウンロードパッケージに標準通信ライブラリとビルトイン型通信ライブラリを同梱しており、モータ制御プログラムにビルトイン型通信ライブラリを組み込めば Renesas Motor Workbench に対応する通信ボードの代わりに、 USB-Serial変換ボードを使った簡易デバッグが可能となります。
対象MCU:RA6T2、RA6T3、RA4T1(順次展開予定)

ビルトイン型通信ライブラリ使用時は最大表示チャネル数と最大表示データ数に制限がありますが、その他の機能は通信ボード使用時と同じように使うことができます。

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USB-Serial変換ボードを使った簡易デバッグが可能です
標準ライブラリとビルトイン型通信ライブラリ使用時の比較
  標準ライブラリビルトイン型通信ライブラリ
RMW最大表示チャネル数128
最大表示データ数1000001000(RA6T2)
500(RA6T3, RA4T1)
サンプリング周期最大20us/4ch ※UART16.6Mbps50us/8ch
Commander
User Button
Tuner
Easy GUI
PCとの接続通信ボードMC-COMが必要市販のUSB/UART変換ボードで動作
MCUの通信インタフェースUART 1チャネルUART 1チャネル
バッファメモリ通信ボードに搭載の外付けRAMを使用MCUの内部RAM(32KB)を使用

詳細仕様

項目仕様
全体対応MCURX13T, RX23T, RX24T, RX24U, RX26T, RX66T, RX72T, RX72M, RA6T1, RA6T2, RA6T3, RA4T1, RL78/G1F, RL78/G14 (RL78ファミリはAnalyzer機能のみ)
使用環境(OS)Windows10
通信使用周辺、
ポート
UART 1 ch, DMA (DTC) ポート:TXD, RXD
通信I/FUSB2.0 (Communication Device Class)
通信ボード

以下キットは通信回路を搭載

  • Evaluation System for BLDC Motor
  • Evaluation System for Stepping Motor with Resolver

MCK-XXXXXまたはユーザボード向け

  • MC-COM
  • W2002(デスクトップラボ社)
Analyzer波形表示8ch (chごとにスケールとオフセット設定)、ズーム機能 (2 Window)、トリガモードはSingle / Auto / Normalを選択、波形データはcsv形式で保存
変数R/W同時選択可能変数は255個、デバッグの簡易化機能(Userbutton、commander機能、Rename機能)
波形表示
データ数
100000データ(標準ライブラリ使用)
Tuner入力情報測定するモータの定格電流、極対数
出力情報モータ固有パラメータ(抵抗、インダクタンス、磁石磁束、ロータイナーシャ)と制御ゲイン出力ファイル形式:PDFファイル、ヘッダファイル*1
Servo対応機能イナーシャ推定機能(ロータ+負荷)、サーボ調整機能、原点復帰処理、PTP制御
DLL使用環境Windows10のみ、.Net Framework 4.6.1以上
開発環境Visual Studio 2015以降、Excel
対応機能シリアル通信接続、変数R/W、Scope機能
ビルトイン型通信ライブラリ対応MCURA6T2, RA6T3, RA4T1
通信ボード市販のUSBシリアル変換ケーブルまたはボード
Analyzer
波形表示
データ数
RA6T2:1000データ
RA6T3/RA4T1:500データ

*1:Renesasが公開しているモータ制御向けサンプルコードのヘッダファイルに対応。詳細はRenesas Motor Workbenchの取扱説明書を参照。

利用環境

通信ボード

  • ルネサスエレクトロニクス製 MC-COM
  • デスクトップラボ製 W2002 (http://www.desktoplab.co.jp/
  • 市販のUSB-シリアル変換ケーブル(ビルトイン型通信ライブラリ使用時)
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サンプルコードを書き込んだキットとPCをUSBで接続し、Renesas Motor Workbenchを起動するだけで利用可能

利用環境イメージ

Evaluation System for BLDC Motor / for Stepping Motor with Resolver

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MCK-XXXXX

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USB-シリアル変換ボード

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